晏氏

晏子って本に最近ハマってて、ようやく上中下巻の、
中巻まで読み終わったんだ。


この話は、晏弱と晏嬰という親子が、大国「斉」の中で
重要な役割を演じていくようになる話で
礼や道徳を中心としたまっすぐな彼らの姿勢に
次第に周りの人々が信頼を寄せていく…という
とても人間味あふれる清々しい話なんだ。

ただ、それだけでは物語として不完全だから
当然ライバルは存在する。


その一人は崔氏出身の「崔杼」。こいつは「智力」を武器に
斉国の権力を一手に握ろうとする男なんだ。
でも、勝てば何でもいいっていうわけじゃなくて、
正々堂々と、道に外れない智力合戦で勝とうとするところに
崔杼の高貴さが垣間見えるんだ。


もう一人のライバルは。慶氏出身の慶封。
こいつはとにかく斉国随一の名家出身で、好きなモノは金と女という
俗世の塊みたいな男なんだ。
それに兵隊の数も半端無くて、実質、武力で斉国の権力を握ろうとしてるんだ。


崔氏の崔杼は、智力を武器に斉国の権力を握ろうとし
慶氏の慶封は、武力を武器に斉国の権力を握ろうとする。
それに対して、道徳を武器とする晏嬰は、如何に立ち向かうのか!
斉国の運命や如何にッ!?


みたいな感じで盛り上げるだけ盛り上げて下巻に続くんだ。
これはテンション上がるよね。
そして今日借りてきた下巻。わくてかして1ページ目を開けると…







おいィ?!いきなりネタバレされているんだけど!
目次でいきなり「崔杼と慶封が死んで晏嬰が勝ちます^q^」って書かれてる!
中巻ラストで盛り上がったテンションは、だだ下がりになったけど、
読み始めたら面白くて、結局最後まで読んでしまったんで
もうどうでもいいです。


みんなも読んでみてね^q^





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