介子推

「神装……!!《ホイール・オブ・フォーチュン》」
神から与えられた最強の棒《クヌギノキ》を手にしたカイ・シスイ。
その力はもはや、山を支配する暗黒魔獣《虎》の力すら凌駕するものとなった。
しかし、暗黒魔王に忠誠を誓い
破格の力を得た親友、セキショウの権力の前に、
為す術もなく村八分にされる。


光の勇者チョウジに希望の光を見たカイは
彼と共に世界《セントラル》を救う旅にでることを決意する。
闇世界最強の暗殺者との闘いや、謎の美少女喜姫との邂逅は
神棒クヌギノキに封印されしエターナルフォースを解放した。


「あなたの正義は、闘いの中で穢されてしまった!」


光の力を得た《カイ・シスイ》は、ついには《チョウジ》の中に潜む闇の力と激突するッ!!
セントラルの運命を紡ぐのは、果たしてどちらの聖戦士なのか?!



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最近、宮城谷昌光の「介子推」を読んだお。
ラノベ風にあらすじを述べると↑みたいな感じ。


介子推ってのは、中国の春秋戦国時代の晋の文公(重耳)に仕えてた人。
すごい有能な人だったんだけど、欲に穢された文公が嫌になって
山に篭って隠遁生活を送ってたお。


そしたら、主君の文公が


「自分が欲にまみれて、愚かなことをしてしまった事を介子推に謝りたい。」
「でも、介子推は山に篭って自分と会ってくれない。」
「じゃあ…山に火をつければ出てきてくれるんじゃね?」


…っていう見事な三段論法で、山に火をつけ、
そのまま焼死してしまったというかわいそうな人です。

宮城谷昌光の「介子推」は、山に篭る直前までの話がテーマになってます。
とてもおもしろいのでみんな読んでみてね。
−おわり−