サックス博士の偏頭痛大全

サックス博士の偏頭痛大全を読み終わりました。
その名の通り、偏頭痛の種類と症例がオリバー・サックス博士によって
綴られています。この人は神経化学や神経病理学の面のみならず
文章を書かせても天才です。最後まで興味深く読むことができました。


これを読み終われば、
「通常型偏頭痛」「準偏頭痛」「典型的偏頭痛」「偏頭痛性神経痛」の
区別が付くようになります。
ちなみに、自分がよくなる偏頭痛は「通常型偏頭痛」の中の
「赤色偏頭痛」である可能性が高いことが分かりました。
ストレスがたまると「準偏頭痛」が起きます。
もう訳が分かりません。


偏頭痛症状が起きた際には、ある行動をすることで完全に治ることが
あるみたいです。
激しい運動をしたり、特定の音楽を聴いたり、食事を大量に取ったり、
またはその逆に嘔吐したり・・
それは人それぞれで、それを発見できるかどうかはかなりの偶然性が伴うようです。
こういった無意味に見える一連の行動が、
脳にどういう影響を与えて偏頭痛症状を緩和させるのか、非常に興味深いです。
人間は不思議な生き物です。