虫の鳴き声を聞く

虫が鳴き始める季節になったので
虫の鳴き声に関することでも書きます。


日本人は虫の鳴き声を「声」として処理するそうです。
西洋人は虫の声を右脳(すなわち音楽脳)で雑音として処理しているため、
たとえ、周りで蝉が何万匹鳴いていようが会話をすることが
できるそうです。
ちなみに、日本人は虫の鳴き声を左脳(言語脳)で言語として処理しているため
虫の鳴き声がすごいところでは、会話を続けることができないそうです。
東南アジア文化圏全体がこのような脳の仕組みを持っているかと言えば
必ずしもそうではなく、韓国や中国の人々は西洋式の処理の仕方をするそうです。
不思議だ。。


最近の研究では、ポリネシア系の言語を使っていると
虫の鳴き声を「声」として処理し、
それ以外の言語だと「音」として処理していると言うことが判明したそうです。
したがって、脳の基本的な構造や、人種の違いによって
このような処理方法の違いが起きるというわけではなさそうです。
ポリネシア系の言語族がなぜこのような処理方法をとるのかは
現在研究中とのことです。
そういや、昔読んだ「虫の文化誌」という本には、東南アジアの人々と
虫の文化的なつながりに関する記事が載ってた気がする。
もっとまじめに読んどけば良かった・・。


それにしても、こういった研究は
一体どういう分野の研究なんだろうか・・。
言語学かな・・。謎です。